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Live!スポーツ チャーチル版 第31号

華麗なテンポに観衆沸いた!

秋の盾はワルツが制す!

5連勝でGT初制覇

5歳牝馬の『ワルツ』(天馬氏所有)が、東京競馬場で開催された天皇賞(秋)を制し、GT初挑戦で初制覇。遅咲きの牝馬が奏でた円舞曲が、競馬場に訪れた観客を魅了した。

大外枠からの発走となったワルツは、集団の最後方、大外を回ることとなり、苦しい競馬を強いられた。「今日のレースはいい位置に付けられなくてとても焦りました。最後の直線も長く、かなりタフなコースですので、牝馬のワルツには荷が重いと思いましたよ」と、騎手の百戦錬磨はレースを振り返る。

しかし、最後の直線で見せた鋭い切れ味を持つ末脚はまさに圧巻。美しいフォームでスピードに乗ったワルツは、軽快なリズムで大外から他馬を一気に差し切り、府中の芝を走り抜けた。

オーナーの天馬氏は、「ワルツ

はあまり成長が早くなかったので、デビューもかなり遅めでしたが、その分調教を重ねて地力を付けてきたという自負はあります。GTを勝ってくれて本当に嬉しいです。手塩にかけて育てた甲斐がありました。今日の走りができれば、どこへ行っても通用すると思いますよ。国内だけじゃなく、海外にも目を向けたいですね」と、勝利の喜びをかみ締めながら、次のレースに向けての抱負を語った。

歴史あるレースの勝利馬として、その名を刻みつけたワルツ。今後よりいっそうの活躍が期待される。

注目の2歳馬特集!

11月に入り、秋も深まってきたここチャーチルダウンズ。今シーズン誕生した若駒達は徐々に頭角を現し始め、オーナーの期待も高まるばかりだ。今回は、その中から気になる馬を3頭紹介

しよう。

最初に紹介する馬は、シーバード産駒の『ロマネウェイビー』(KENTA氏所有)だ。素直な性格をしており、とても調教しやすいと牧場関係者から評判が良い。デビュー戦は惜しくも2着だったが、すでに次走に向けて調教に励んでいる。オーナーのKENTA氏に、初GT勝利をプレゼントできるか期待がかかる。

次に紹介するのは、アルカセット産駒の『ダックノンヤヤ』(かぅ氏所有)だ。とにかく丈夫な馬体と、有り余るほどの体力が素晴らしい。芝・ダートどちらも走ることができるので、活躍の場が広がることだろう。来年の牝馬クラシックを賑わしてくれそうな注目株だ。

最後に紹介する馬は、サンデーサイレンス産駒の『サクラデスカンソ』(居酒屋さくら氏所有)だ。抜群の切れ味を持った脚が武器の同馬は、短〜短中の距離が得意。直線で後方から一気に駆け上がる姿は迫力を感じる。すでにデビューから2連勝を飾っており、陣営からも将来が期待されている一頭だ。

ロマネウェイビー / ダックノンヤヤ / サクラデスカンソ