さらなる高みを目指して！

シーズン終了間近、１２月４週の中山競馬場では、２歳最強馬を決定する一戦・朝日杯ＦＳが開催され、チャーチルダウンズサーバーの猛者として名高い、いざーく氏が所有する『パラフィッシュ』が勝利。２歳王者の栄冠を勝ち取った。

前を行く競馬を好むパラフィッシュにとって、絶好の枠順である１枠２番からのスタートとなった。「前に出てこそ、馬の持ち味が出ると思っています。好枠に入ったことを活かして勝ちたいですね」と応援するいざーく氏。その期待に応えるようにスタートダッシュを決めたパラフィッシュとラクス騎手のコンビは、馬群最前線の内ラチ沿いに陣取った。そのままの位置で最後の直線に差し掛かり、ゴールに向かって一直線に突き進む。他馬が次々に失速するなか、最後まで必死に抵抗する『サンマ

テオ』（やじホース氏所有）をもかわしきり、一着でゴールした。

「さすが、私の牧場で今シーズン誕生した馬の中で成長も早くて一番期待していただけのことはありますよ。スタートも良かったし、最後まで一杯にならずにリードを取れた文句なしのパーフェクトな競馬ですよ。来シーズンはもっと上を狙って、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります」と話すいざーく氏。

２歳最強馬決定戦を制したパラフィッシュ。今後の出走ローテーションについては多く語らなかったが、クラシックへの参戦も十分に考えられるのではないだろうか。今後の出走情報に期待しよう。

２歳女王決定戦！

１２月３週の阪神競馬上では２歳女王の座を争う阪神ＪＦが開催され、『ダックノンジャズ』（アクター氏所有）がデビュー２戦目に