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Live!スポーツ チャーチル版 第27号

シーズン最後のビックタイトル!

有馬記念はロマネコックドール!

詩音騎手号泣!涙のGT制覇!

12月5週の中山競馬場では、競馬界の一年を締め括る一戦・有馬記念が開催され、凱旋門賞やBCターフでも好成績を挙げている『ロマネコックドール』(シール牧場氏所有)が、強豪猛者たちを捻じ伏せ勝利。シーズン最後のドリームレースを制すと同時に、シール牧場氏に初GT勝利をプレゼントした。

前走のBCターフや凱旋門賞では、どちらのレースも馬券に絡む好成績を挙げているロマネコックドールと詩音騎手。あと僅かのところで勝利には届かなかったが、海外遠征を終えたこのコンビは大きく成長し、自信をつけたようだ。

「帰国してからは有馬記念に出走する予定です。勝てなかったのは悔しいですが、有馬記念では絶対に勝てる自信を持つことができ

ました」とBCターフ終了後にコメントした騎手の詩音は、その予定通り有馬記念当日の馬場にいた。

この日の枠は1枠2番、前を行く競馬に定評があるロマネコックドールには絶好のポジシションでの発走となった。スタート、道中をそつなくこなし、迎えた最後の直線。各馬が横一線に並ぶ中、ロマネコックドールが怒涛の勢いで体半分抜け出すと、勢い良くゴールに飛び込んだ。

「う…嬉しいです。この日のために今まで騎手を続けてきたようなものですから。お世話になっているシール牧場のオーナーにもGTをプレゼントすることができたし、最高の日です。ロマネコックドールも良く頑張ってくれました。来シーズンはもっと大きな目標に向って頑張ります!」と涙を流しながら話す詩音。

馬主活動から19シーズンを経て、全馬主が憧れる目標であるGT制覇を成し遂げた詩音と

シール牧場。これからの更なる活躍に期待しよう!

年末ダート王決定戦!

時を同じく12月5週の地方競馬場では、年末のダート王決定戦・東京大賞典が開催され、ドバイWCやフェブラリーSを勝利しているダート界の重鎮『フェイトライダー』(カエル王氏所有)が勝利。古馬の貫禄を見せつけた。

「いやー、少し前まで不調が続いてたんですけど、今日勝てて安心しましたよ。フェイトライダーももう8歳なので、あとどれだけ走れるかわからないですけど、可能な限りこのコンビでレースに出たいですね!」と嬉しそうにコメントする主戦騎手の慢心王。

全盛期に比べるとその能力に陰りが見えるフェイトライダーだが、今日のレースはお見事だった。これが経験の差、古馬の貫禄というものだろうか。

フェイトライダー