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Live!スポーツ チャーチル版 第23号

重賞初制覇!

日経新春杯はヨコハマプリンセス!

残り1ハロンの逆転劇!

京都競馬場で1月3週目に行われた日経新春杯は、『ヨコハマプリンセス』(桜吹雪氏所有)が混戦の末、見事重賞初勝利を収めた。

レースは、中盤まで『ミリポアシメトリー』(ミリポアJr氏所有)が独走する展開。やや出遅れたヨコハマプリンセスは、後方から追走する形に。4コーナーを回ったところから徐々に外めへ持ち出し、最後の直線で馬込みの間を割って前へ出る。残り200mから力強く伸びた脚は、次々と他馬を抜き去り、ゴール寸前で2着馬をアタマ差で差し切った。

佐竹義重騎手は、「スタートは良くなかったけど、道中の折り合いもうまくいって自分のペースで走れたと思います。抜けた時はよし!と思いましたよ。今日のレースは手応え十分、文句無しですね。ヨコハマプリンセスも頑張ってくれました。このまま調子が良く

なれば、もっといい走りを見せてくれるんじゃないかな。今後が楽しみです」とコメントした。

持ち前のスタミナと勝負根性で、今回の混戦を制したヨコハマプリンセス。今後もパワフルなレースを見せてくれることだろう。

注目の2歳馬特集!

ここチャーチルダウンズサーバーは新たなシーズンを迎え、オーナーの期待を背負った2歳馬達が続々と誕生している。その中で、記者が気になった2歳馬を紹介しよう。

まず1頭目は、サンデーサイレンス産駒の『アボジュウニガツ』(あぼのみこ氏所有)だ。この馬は、他の2歳馬達に比べて成長が早く、仕上がり具合によってはすぐに活躍することだろう。うまく折り合いをつけることが出来たら、優れた瞬発力とスピードで一気にゴールを駆け抜ける姿が見れるに違いない。適性距離と相談し

て、出走するレースをよく選んで走らせてもらいたい。

2頭目は、スペンドアバック産駒の『サクラジョビスナ』(居酒屋さくら氏所有)だ。強い精神力を持ち合わせており、ここぞという時の落ち着き具合はレースを優位な展開へ運ぶことが出来るだろう。スタミナが高く、序盤から先行しそのまま逃げ切ったり、早めに仕掛けて他馬の追走を振り切るような、軽やかな走りで魅了してくれそうだ。

ここ最近、チャーチルダウンズサーバーは極めて能力が高い馬が誕生することが減ってきている。どの馬の能力も平均的であり、他馬に比べて飛びぬけているというケースがあまり見当たらないのが残念だ。名馬と呼ばれる馬が誕生するよう、オーナー達も生産を頑張って欲しい。

アボジュウニガツ / サクラジョビスナ