アイルランドの地で勝利!9月第4週、アイルランドでアイリッシュセントレジャーが開催され、長距離を得意とする『イタリアクレープ』(エトワール氏所有)が14ハロンのレースを制した。 レースが始まると、イタリアクレープは中団に位置して、最後の直線勝負に備えて脚を温存しているようであった。一方、今シーズン天皇賞(春)を制した強豪『プレシャスクイーン』(遥斗祐哉氏所有)は好スタートを切り、ペースを乱さずにレースを運んでいた。そして最後の直線に入ると、先にプレシャスクイーンが先頭に躍り出た。しかし内の狭いところから、イタリアクレープが温存していた末脚をフルに発揮させ、ゴール直前でプレシャスクイーンを振り切り、アタマ差で勝利した。 「ほんとうにうれしいです。イタリアクレープはとても芯が強い |
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馬です。馬の力を十分に発揮させることができてよかったです」と話すのは、デビュー以来イタリアクレープとともに戦ってきた花の妖精騎手。イタリアクレープはこれからメルボルンCに向けて準備を進める意向のようだ。長距離レースで活躍するイタリアクレープに今後も注目したい。 ダート3歳馬対決!一方国内に目を向けると、9月第3週にダービーグランプリが行われ、『プリリオン』(蛍火氏所有)がデビュー以来の5連勝でGT2連覇を成し遂げた。 序盤から好位置に付いていたプリリオンは、第4コーナーに差し掛かると、どの馬よりも先に仕掛けて、一気に先頭へと躍り出た。直線ではスピードを落とすことなく、他馬を寄せ付けない勢いでそのままゴール板を通過し、見事3歳ダート戦を制した。 「4コーナーでは前の馬を全部 |
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かわせる自信があったので、思い切って行きました。強い馬とめぐり合えて、本当に幸せです」と話す楓騎手。ダート戦線で負けなしの5連勝を達成したプリリオンに、注目が集まっている。
注目!2歳馬特集!
いよいよ新馬戦が始まり、各地で実力のある2歳馬達が頭角を表し始めている。今回は秘められた能力を持つ期待の2歳馬を紹介しよう。
今回紹介するのは『アテンションムーン』(武誉氏所有)。父・アドマイヤムーンの能力を受け継ぎ、切れのある末脚を発揮してくれそうだ。育成スタッフによると、とてもおとなしい性格で、丈夫に育ってくれたとのこと。今後の活躍に期待したい。