最高のコンディションを味方に!9月第5週、神戸新聞杯が阪神競馬場で行われ、『トラヴィスジャック』(キンフー氏所有)が勝利し、GT参戦に大きく名乗りを上げた。 朝から雲ひとつない秋晴れとなった阪神競馬場に、トラヴィスジャックは早くも意気込みを見せていた。前走の朝日チャレンジCでは勝利したものの、ぬかるんだ重馬場に脚をとられて思うようなレースができなかったという。それでも1着でゴールしたのだから、最高のコンディションが整った今回は思いっきり力を発揮してくれるはずだ。レースは序盤から『ショコラプロテクト』(怜華氏所有)が先行する形で始まり、そのすぐ後ろをトラヴィスジャックが追走した。第4コーナーに差し掛かった頃、トラヴィスジャックが一気に加速し始めた。最後の直線に入 |
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ると2着以下の差をグングン引き離し、最後に追い上げてくる『シーマチョコボ』(ちづるちゃん氏所有)を抑えて勝利した。 4月にデビュー戦を勝利で飾ったトラヴィスジャックは、続けて夏木立賞でも勝利。その後目立った活躍を見せることはなかったが、9月第3週の前走では最後の直線で素晴らしい末脚を見せて勝利。順調な仕上がりの中、今回のレースに挑んだ。「前回はぬかるみを気にしながらのレースでしたが、今回は最高のコンディションで実力を十分発揮することができてよかったです」と話す先行一途騎手。秋のGTシーズンを前に、前哨戦で勝利したトラヴィスジャック。今後GT戦線での活躍が期待されている。 注目の2歳馬特集!来シーズンのGT戦線に向けて、期待の2歳馬達が順調な仕上がりを見せている。今回は新馬戦 |
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で華々しくデビューを飾った注目の2歳馬を紹介しよう。
はじめに紹介するのは『シークリー』(とっちゃる氏所有)。8月第2週の2歳新馬戦では序盤から先頭に躍り出て、そのまま逃げ切る形で勝利した。小回り・重馬場に苦手意識を持っているようなので、装蹄するなどして弱点を補いたいところだ。
次に紹介するのは『アボギョカン』(阿呆親王氏所有)。6月第4週の2歳新馬戦では惜しくも3着となるが、9月第5週の未勝利戦で豪快な末脚を見せて勝利した。バランスのとれた能力の持ち主で、特に短距離レースではその力を十分に発揮してくれそうだ。
最後に紹介するのは『ダブルパーフェクト』(かめかめ牧場氏所有)。7月第1週の2歳新馬戦で圧倒的なスピードを見せ付けて勝利し、8月第3週の2歳オープン戦では惜しくも2着に敗れるも、続くレースで2勝目を収める。驚異的なスピードとスタミナを持っており、今後は苦手としているゲートでの出遅れを克服してほしいところだ。