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伸びる末脚が決め手！９月３週土曜日に行われたダービーＧＰは、２番人気の『ジャマセレリティー』（ジャマイカン氏所有）が２分１秒２のコースレコードで勝利した。デビュー６戦目にしての重賞初勝利にオーナーのジャマイカン氏も喜びもひとしおの様子。今後に向けてより一層の期待を寄せている。 レースの方は、序盤から『ロードバクシン』（システム）と『ショコラプラチナ』（怜華牧場氏所有）が先行する展開。雨の中ということもあり、全馬まわりの様子を伺うようにやや抑え気味のペースで進んでいく。レースが動いたのは第４コーナーを抜けたラスト４００ｍ、それまで内に集まっていた馬群が一気に外に膨らみ、各馬スパートに入る。ショコラプラチナを先頭に『シーマバニッシュ』（覇王氏所有）、ジャマセレリティが前へと飛び出す。３頭でのデッドヒート | |
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は、ラスト２００ｍでもう一伸びをみせたジャマセレリティーがハナ差でショコラプラチナをかわし、トップでゴール板を駆け抜けた。そして電光掲示板にはレコードの赤文字が表示され、レコード勝利が確定。その瞬間会場が大きくどよめいた。 スピード・スタミナ・パワーと申し分ない力を持つジャマセレリティー。今回重馬場でレコード勝利することができたのも、日々の調教の賜物ともいえるこれら能力のおかげに他ならない。次の照準は、距離の適性を考えてもおそらくジャパンカップダートになるだろう。１２月の東京を制してダート王を手にするまで、ジャマセレリティーとオーナーの夢への二人三脚は続いていく。 ＧⅡからも目が離せない！９月末は秋ＧⅠに向けて重要なレースが目白押し。各地で熱いレースが繰り広げられた。まず |
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は、９月４週に阪神競馬場で行われたローズＳ。秋華賞トライアルとして知られるこのレースを制したのは『ユメノツヅキヲ』（笑氏所有）だ。後続に４馬身の差をつけて余裕の勝利。タイムを見ても前回出走のレースよりも0.3秒縮めており、秋華賞へ向けて調整は順調に進んでいるところをうかがわせた。
また、９月５週には阪神競馬場で神戸新聞杯が行われた。９月３週のダービーＧＰで苦杯をなめた『シーマバニッシュ』（覇王氏所有）が後続の猛追をかわして勝利。これで菊花賞へまた一歩前進といったところか。
さらに同じ日に中山競馬場で行われたオールカマーでは、雨の中『ブレアゲイン』（ブレイド氏所有）が『フォルミダーブル』（やじホース氏所有）とのたたき合いを制して見事優勝を手にした。これらいずれの馬もこの秋のＧⅠ戦線をかき回す可能性は十分。今後の出走が実に楽しみである。
