競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ チャーチルタウンズ版 第9号

WC・DF・SCを制す! ドバイで国内馬続々快挙!

ドバイで国内馬続々快挙!

世界が驚いた!

3月5週にドバイのナド・アルシバ競馬場で行われる競馬の祭典ドバイ・ミーティングで、国内馬が続々快挙を成し遂げた。

ダートのスプリントレースであるゴールデンシャヒーンで『トラヴィスローズ』(キンフー氏所有)が2着入賞したのを皮切りに、続く10レース、芝2400mのシーマクラシックで昨年の有馬王者『ヘカテー』(右ストレート氏所有)が見事1着でゴール、さらに11レース・デューティーフリーで『イチドウオーラ』(一堂礼氏所有)が芝のマイル戦を勝利すると、最後は12レース・世界のダート最強馬決定戦との声もあがるワールドカップを『ダリルビッチ』(オリエントパーク氏所有)が制してフィニッシュ。この一報は現地や日本のみならず世界に発信され、アメリカやヨーロッパのスポーツ新聞などでも紙面を賑わし、世界の競馬

ファンに驚きを与える結果となった。

昨年のドバイ・ミーティングでは、デューティーフリーで『ブリーズアップ』(よいっぱり氏所有・現在は引退)が優勝したのみであったが、今年は一気に4レース中3レースを制するという活躍ぶり。この国内馬の躍進の理由に、競馬評論家のジーク鈴木氏は、野球やサッカーなど他のスポーツ同様、世界を意識して育てるオーナーが増えたことをあげる。「やはり小さい頃から目標とすることが重要。さらに加えれば、国内で結果を出せば世界にフィールドが広がることが理解されてきたことも大きいと思います。今回の快挙でますますその意識は広がっていくでしょう」と締めくくった。

いずれにせよ海外遠征には、馬の疲労や金銭面での負担など、国内とは異なり難しい面が多く伴う。それだけに、快挙を成し遂げた競争馬とそのオーナーたちに

は素直に拍手を送りたい。

高松宮記念はダークマルス!

ドバイでの快挙と同じ頃、中京競馬場では高松宮記念が行われ『ダークマルス』(競馬キング氏所有)がクビ差で勝利し、春の短距離王に輝いた。

レースは、序盤からきれいに二つの馬群に分かれての展開、残り600メートルで突如シフトアップした『ディーノスイープ』(トラウマ氏所有)に引っ張られる形でダークマルスも飛び出す。残り1ハロン、このまま余裕を持ってゴールかと思われたが、ディーノスリープを抜き2番手にあがった『ブリックハート』(土佐氏所有)の猛追がここから始まる。しかし、ダークマルスがなんとかクビ差で逃げ切り、見事GT初制覇の栄冠に輝いた。

順調な成長を遂げているダークマルス。次なる大きな目標、秋のスプリンターズSを目指し、これからも長い道のりは続いていくだろう。

ダークマルス