無敗で重賞制覇!チャーチルダウンズは間もなく秋のGTシーズンを迎える。このシーズンを迎えるにあたって、各陣営はそれぞれの方法で調整を続け、夏を乗り越えてきた。 そんな中、無敗で夏の重賞を制覇し、秋の戦線を盛り上げてくれそうな競走馬が登場した。ここで紹介しておこう。 夏の札幌競馬メインレース「札幌記念」を無敗で制したのは『ロゼリオン』(ひでぞう氏所有)。3連勝でオープン馬となり、重賞初挑戦となったこのレースで、古馬を圧倒。4連勝で重賞初制覇となった。今後は天皇賞(秋)をはじめとする、芝の中距離重賞に向かって調整を行うことになるだろう。今回のレースでは、順調な仕上がりをアピールできたようだ。 一方、新潟競馬場で開催された「新潟記念」を無敗で制したのは『オスカートラック』(オロナミン |
|
氏所有)。こちらも重賞初挑戦ながら、4連勝で重賞初制覇を飾った。今シーズンは、秋華賞からエリザベス女王杯へ向かう可能性がある。夏の上がり馬として、クラシック出走組を脅かす存在になるだろう。 海外レースもアツい!盛り上がっているのは国内レースだけではない。海外競馬場でも、海外遠征組が火花を散らしている。 激戦の「愛チャンピオンS」をハナ差で制したのは、今シーズンの皐月賞馬『スプリングデイズ』(ペガサス氏所有)だ。ダービーで2着に敗れて以降、3戦連続の2着。実力を示しながらもなかなか勝ちきれないレースが続いていた。今回の勝利は皐月賞以来の勝利。2戦連続で敗れていた『ブラックラベンダー』(ゼロエンナ氏所有)を3度目の対決で破り、雪辱を晴らす格好となった。 |
|
マイル戦「Mロンシャン賞」で勝利を飾ったのは『ロンスター』(藤堂高虎氏所有)。重賞2連勝、そしてこのレースがGT初勝利となった。7戦7勝の偉大なる父に近付く礎となるだろう。
また、今シーズンのダービーを制した『ウェイブ』(祐哉遥斗氏所有)は、現在海外レースを転戦しているが、陣営は既に世界最高峰のレース・凱旋門賞への参戦を表明している。ダービー馬の今後の動向も見逃せない。
素質抜群!2歳馬特集
大好評でお送りする「2歳馬紹介コーナー」、今回は本紙記者イチ押しの1頭にスポットを当てて紹介する。
その競走馬は『コーラルサライ』(珊瑚礁氏所有)。両親ともに現役時代の成績はあまり芳しくなく、引退後に繁殖入りとなっている。その子供とあって、決して注目を浴びることのない存在とも思えるが、調教での動きを見れば一目瞭然、誰もがその考えを改めなければならないだろう。意外なところからの怪物誕生を予感せずにはいられない。