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Live!スポーツ アスコット版 第33号

GT初制覇!

高松宮記念はクリリンフラムが制す!

阪神カップの雪辱を果たす!

暖かくなり桜が咲き始めた3月5週、中京競馬場では高松宮記念が開催された。

レースでは、『キャットヴェレス』(セツナ氏所有)が先手を取り、レース中盤までトップをキープしつづけた。しかし、『シーズスカイ』(Kazu氏所有)や『クリリンフラム』(フェニックス氏所有)など、後続が徐々に追い上げを見せて差を詰めると、最後の直線でクリリンフラムが差しきってトップに立ち、そのままゴールを駆け抜けた。

「今日はGTで勝利できたし、シーズスカイに借りを返すこともできたので、嬉しいですね!次回のレースはまだ未定ですが、必ず勝ちますのでこれからもご声援よろしくお願いします!」と嬉しそうに話すのは騎手の鳳凰。

クリリンフラムは、前シーズンの阪神カップでシーズスカイに敗

れている。GTレースで借りを返すことができて、喜びもひとしおだろう。だが、オーナーのフェニックス氏は喜ぶだけでなく、冷静にレースを分析している。

「先を走る馬が外によれて、クリリンフラムが前を気にせず全力で走ることができたことが大きい。こんなことはめったにないし、相当運が良かったね。もちろん、クリリンフラムが良く走ってくれことが最大の勝因だけどね」と話す。

4歳と遅いデビューだったクリリンフラムだが、今回の勝利でその実力も名前も競馬界で知れ渡ったことだろう。今後の活躍が楽しみだ。

最新2歳馬情報!

新馬戦まで残り2ヶ月となったアスコットワールド。今シーズンの新馬戦を盛り上げてくれる若駒を紹介しよう。

まず、紹介するのは『ミドリグ

ラマゾン』(みどり牧場氏所有)。父は競走馬として皐月賞を勝利し、種牡馬としてもリーディングサイアーを獲得しているアグネスタキオンだ。優秀な成績を残している産駒が多い傾向があるアグネスタキオンを父に持つミドリグラマゾンは、周囲から期待されている若駒だ。「脚元が弱い産駒が多いアグネスタキオンですが、ミドリグラマゾンは脚元が非常に丈夫です。ここまで体調も問題ありませんし、ダイワスカーレットのように活躍してほしいですね」と話すのはオーナーのみどり牧場氏。

次に紹介するのは『ハングリーハート』(トウヤンジャン氏所有)。父は朝日杯3歳ステークスや天皇賞(秋)で勝利しているバブルガムフェローだ。「かなりの持久力がある馬ですね。牧場で一度走り出すと、ずっと走り回ってます。気性も大人しい扱いやすい若駒です。うまく調教できればGT制覇も夢じゃないでしょう」と話すのはオーナーのトウヤンジャン氏。

ハングリーハート / ミドリグラマゾン