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Live!スポーツ アスコット版 第18号

豪快な末脚で見事勝利!

ドギーイヌニダ エリザベス女王杯を制す!

牝馬頂上決戦!

11月第3週、エリザベス女王杯が京都競馬場で行われ、『ドギーイヌニダ』(ドギーマン氏所有)が勝利し、牝馬の頂点に輝いた。

レースは序盤、1番人気の『マリスバスティーユ』(尚氏所有)がハナを切り、レースを先導する形で始まった。一方ドギーイヌニダはこれまでの戦法と変わらず最後方に待機し、後半の追い上げを狙う。レース中盤は大きな変化もなく、最後の直線へ突入する。最後方に待機していたドギーイヌニダが、タイミングを見計らって一気に先頭との距離を縮めていく。同じく最後方に並んでいた『ハルノアクアル』(ジョン太郎氏所有)がドギーイヌニダの横に並んで末脚を見せる。最後方に待機していた2頭が先頭のマリスバスティーユを捉えると、一騎打ちとなる。最後にはドギーイヌニダがスピードを落とさずに走り続け、半馬身差で

ゴールを切った。

「最高のレースでした。流れを見ながら、とにかく最後の直線に賭けました」と話すバース騎手。4月の産経大阪杯や6月の宝塚記念でドギーイヌニダを勝利へ導いたバース騎手であるが、秋の天皇賞では大雨でぬかるんだ馬場に脚をとられ、4着に敗れた。そして迎えた今回のレースでは、馬場良好でドギーイヌニダの調子も良く、見事に1着で勝利を収めた。

今後どのレースに出走するのかは決まっていないとのことだが、これからの活躍も期待したいところだ。

注目の京王杯2歳S

一方、東京競馬場では京王杯2歳Sが開催され、『ボスティアマット』(ふじやん氏所有)が勝利を収めた。

序盤から好位についたボスティアマットは、先行する3頭のすぐ

後ろについて様子をうかがっているようであった。4コーナーを曲がり、最後の直線に入ると持ち味の瞬発力を活かしてグングンと先頭との距離を縮め、あっという間に先頭に踊り出る。後方に待機していた『ローズサンライズ』(とんとん氏所有)が良い脚で追い上げてくるが、最後にはボスティアマットがローズサンライズを抑えて勝利した。

ボスティアマットは8月の新馬戦で華々しくデビューを勝利で飾るも、続く小倉2歳Sでは1着に2馬身差をつけられて無念の2着となった。そして迎えた今回のレースでは、デビュー当時とはまた一味違った雰囲気を持ち、大きく成長した様子をうかがわせた。

今後のレースについてはまだ未定とのことだが、次のレースに向けて着々と準備を進めているようだ。レース直後なのでさすがに疲労が蓄積しているようだが、一度リフレッシュしてまた新たな舞台で活躍する姿をみせてほしい。

ボスティアマット