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Live!スポーツ アスコット版 第17号

国内GT連勝!

ジョルジュサンド 川崎記念制す!

ダート界の雄

シーズン明けの初GT・地方で行われる川崎記念では、昨シーズンのJCダート覇者『ジョルジュサンド』(さー氏所有)が見事勝利を収め、国内ダートGTレース連勝を果たした。

スタートから後方を追走し、しっかりと脚を溜める。最後の直線では大外から一気に弾け飛び、先行勢を余裕でかわしてゴール。名馬が集結するJCダートを勝った実力を見せ付けた。

「今日も非常に状態は良かったですよ。鞍上の指示にちゃんと従ってくれていましたしね。この馬の強さをお見せすることができました。世界に目を向けても恥ずかしくないデキだと思います。次もがんばります!」しょうた騎手は、勝利ジョッキーインタビューで力強くコメントした。

父は、マーチSなどの勝ち鞍がある同氏所有の『エイリアンゾン

ビ』。ジョルジュサンドは、父が果たせなかったGT勝利を2回体験し、父の産駒成績もうなぎのぼり。今後が楽しみな種牡馬の1頭にまで押し上げた、まさに親孝行の馬だ。

次走はオーナーの意向次第となるが、ドバイWCで世界を制圧することも決して夢ではない。世界の壁を突破し、日本の底力を発揮してもらいたい。

大好評!2歳馬特集

アスコットサーバーは29S目を迎え、ますます活気に溢れている。今シーズン、もう既に生産を行ったオーナーの下には続々と2歳馬が誕生し、牧場で英気を養われている。群雄割拠の様相を見せる今シーズンの2歳馬達、どの馬が抜け出してくるのだろうか。今回も有力と思われる2歳馬を数頭紹介することにしよう。

一頭目は『ゼニガタトトロ』(銭形平次氏所有)だ。まさに“パー

フェクトウーマン”と呼ぶにふさわしい、素晴らしい潜在能力を持っている。何頭もの競走馬を見てきた記者が、感嘆のあまり「おお!」と声を上げてしまったほどの逸材。順調に成長していけば、この先数シーズン後、間違いなくこの馬がダート戦線を賑わせていることだろう。将来が楽しみだ。

二頭目は『クレアヴォーグ』(バッカス氏所有)だ。高いスピード能力と心肺能力を武器に、前に行くレースを展開するのが似合いそうだ。父クロフネ同様、ダートを得意としているようだが、前述のゼニガタトトロよりは距離の融通が利くようだ。

三頭目は『ドギージュウイチ』(ドギーマン氏所有)だ。成長が早く、短距離を得意としているため、早々に名前が知れ渡ることになるかもしれない。その力強い走りは決して侮ることなかれ。2歳重賞を狙っているオーナーは、警戒しておいた方がよさそうだ。

ゼニガタトトロ / クレアヴォーグ / ドギージュウイチ