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Live!スポーツ アスコット版 第6号

シアトルディオラン 海外レースに挑戦 初挑戦で見事に勝利!

シアトルディオラン 海外レースに挑戦

アーリントンミリオンを制覇!

8月第3週に行われたアーリントンミリオンを、『シアトルディオラン』(ゆうにい氏所有)が初挑戦で見事勝利を手にした。

スタート直後ハナを奪ったシアトルディオランは、自分でペースを作り馬群を引っ張っていく。得意の展開に持ち込む事で無駄な脚を使わずに走る事が出来、最後の直線に向かってもその脚は衰えることは無かった。

そして残り400メートルを切った所で、ついにその脚が爆発した。「このまま勝たせてなるものか」と後方から『テヘナラポン』(バタリアン氏所有)が猛追を見せるが一歩及ばず、シアトルディオランがゴールへ駆け込んだ。海外初挑戦とは思えない見事なレース運びでの勝利だった。

2歳馬特集特別版!

シーズン最初に産まれた注目

2歳馬を紹介する2歳馬特集だが、今回は特別版という事で普段よりも多く、盛り沢山の内容で紹介していこう。

まず1頭目、『ゼニガタフライト』(銭形平次氏所有)から紹介する。黒い馬体から感じるオーラは大物感を漂わせている。実際その馬体に宿ったパワーは凄まじく、それを活かしたスピードはなかなかのもので、中距離でこそ真価を発揮するだろう。調教も8割ほど完了している様子で、すぐにでもレースが出来るような勢いだ。

2頭目は『シルビアシーター』(しるびあ氏所有)だ。少々パワーに難はあるものの、他の部分についてはバランスが取れている上に、とても高い水準の能力を持っている。中距離、特に芝のレースが得意な様子でクラシック戦線でも活躍が期待できる。母シルビアフロートが果たせなかった東京

優駿制覇の夢を是非果たして欲しい。

3頭目は『マチカネロバキタル』(日番谷冬獅郎卍氏所有)。この馬は気性に難があり、調教等も言う事を聞かずに調教師を困らせているようだ。パワーや一瞬の切れ味は超一流と言っていい程素晴らしい素質を持っている。この馬をどう乗りこなしていくかが、今後の課題となりそうだ。その切れ味は短距離のレースでこそ活かされる事だろう。

4頭目『アンジュクリムゾン』(ELT氏所有)は、母譲りの勝負根性と父譲りのスタミナを色濃く受け継いでいるようだ。スピードもかなりの素質があるようで、長距離でのレースを走る時にその能力は如何なく発揮される事だろう。ELT氏の初GI制覇を叶えるためにも頑張ってほしい。

最後は、『サイレントシルバー』(風輝氏所有)を紹介する。均衡のとれた馬体はまさしく「完璧」と呼ぶのに相応しく、欠点が見つからないほどである。デビュー戦も堂々たるもので、2着を3秒差と大差を付けて圧勝と、往年の怪物ホースに負けずとも劣らない衝撃を与えてくれた。今後の活躍がとても楽しみな1頭である。